声でお悩みの方へ
「声が出にくい」「声がかすれる」などのお悩みを抱えている方の中には、長期間治療を受けているのに改善されなかったり、様々な医療機関で治療を受けているのに効果が得られなかったりして、長年悩み続けている方もおられるかと思います。そうして長年悩み続けた結果、医師に不信感を抱くようになったり、声のお悩みが原因で気分が落ち込み、違う病気を引き起こしたりすることもあります。また、好きで始めたはずの歌、詩吟、朗読などが嫌いになってしまうこともあります。そうなる前に、「長年声の悩みを抱えている」「どの病院に相談しても改善されない」などとお困りの方は、一度当クリニックへご相談ください。音声生理学に基づいた呼吸訓練(腹式呼吸)により、発声の基礎である正しい腹式呼吸を指導することで、お悩みの解消に努めます。
こんなことでお悩みではありませんか?
- 突然声が出なくなった
- 声がかすれる
- 声が伸びない
- 声が抜けない
- 声があたらない・はまらない(イメージする音階が出せない)
- フレーズが伸びない
- 声が裏返る
- 高い声が出ない
- 声がもたない
- 以前よりも声が細くなった
- 以前よりも声が低くなった
声の異常を引き起こす疾患・障害
急性炎症
声帯が赤くなったり、腫れたりする疾患です。風邪にかかった時などによくみられ、急に声が出にくくなったりすることがあります。
声帯ポリープ
声帯に隆起ができる疾患で、声がかすれたり濁ったりすることがあります。喉の酷使のほか、咳払いなどによる声帯への刺激、喫煙などが原因で起こることがあります。
声帯結節
声帯縁の隆起のうち、硬い性状のものを声帯結節と言います。歌手など喉を酷使することの多い方によくみられ、声がかすれたり、息が漏れるような硬い声になったりすることがあります。通常、軽度であれば日常生活に差し支えはなく、高音を発声する時にだけ異常が生じます。
ポリープ様声帯
声帯が水ぶくれのように腫れあがる疾患です。声が低くなったり、濁ったりすることがあります。ヘビースモーカーに多くみられ、重度になると呼吸困難を引き起こすこともあります。
喉頭癌
喉にできる悪性の腫瘍です。声帯にできた場合、早い段階で声のかすれや濁りなどの異常が現れることもありますが、声帯上・下にできた場合にはなかなか異常が現れないため、発見が遅れてしまうこともありますので注意が必要です。
反回神経麻痺
声帯の開閉運動に支障をきたす疾患です。風邪にかかった時などによくみられ、声がかすれたり、むせたりするようになることがあります。声帯が閉じて麻痺してしまった場合には、呼吸困難を引き起こすこともあります。
過緊張性発声障害
極度の緊張やストレスなどが原因で喉に力が入り過ぎてしまい、声が出にくくなったり、かすれたり、裏返ったりする障害です。40~50代の男性に多くみられます。